イグアス つくば市と「AIを活用した議事録作成システム」にて共同研究-最大7割の大幅工数削減を実証

2020年06月30日

イグアス
つくば市と「AIを活用した議事録作成システム」にて共同研究
『AI Minutes』で実証された最大7割の大幅工数削減が紹介されました

株式会社イグアス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:矢花 達也、以下イグアス)は、茨城県つくば市役所が取り組む「つくばイノベーションスイッチ」に参画し、AIを活用した議事録作成システムの研究課題に対して、当社が販売する『AI Minutes for Enterprise』を活用し、議事録作成における担当職員の負担の削減、業務効率化のための研究を共同で実施。結果、議事録作成業務時間、最大7割減の効果が実証され、革新的な取り組みとして国の自治体向けに配信される情報サイト「自治体通信オンライン」(URL:https://www.jt-tsushin.jp/interview/jto_i-guazu/)に掲載されました。

全国の自治体では、人員の削減や業務負担の増大が問題視され、ICTツールを活用した業務効率化は、共通の課題となっています。中でも行政は会議数が多く、議事録の作成は職員の業務負担増加の一因となっています。

イグアスでは、自治体のこれからの働き方改革に向け、議事録作成に関する業務課題を解決するソリューションとして、AIを活用した議事録作成システム『AI Minutes for Enterprise』の活用を提案。つくば市との共同研究では、令和元年11月から令和2年3月までの5カ月間、時間削減効果や音声認識率の正確性などを約20の県庁会議で検証、会議内容の大まかな概要をまとめる「概要形式」において、従来業務時間に比較して約7割減となることを確認しました。また、東京都議会でも実証実験を行い、平均約4割の工数削減が効果として示されています。

『AI Minutes for Enterprise』は、IBM社が提供するAI、IBM Watson®を活用したクラウドサービスで、認識した音声をリアルタイムにテキスト化、議事録の作成に最適なシステムです。Web環境さえあればどこでも利用可能な他、AIによる「学習機能」を搭載。過去に作成されたテキストや専門用語等をカスタマイズして予め学習させることで音声認識率を上げ、議事録の正確性を向上させます。

イグアスでは行政機関におけるさらなる業務効率化を促進するべく、今回の共同研究で得た知見を生かし、より効果的な学習機能の活用や録音条件の改善を進めてまいります。

『AI Minutes for Enterprise』について
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